- 国家試験対策室
国家試験合格体験記 中村 佳那さん(2024年度卒業)
努力は必ず自分の力になる
自分に合った勉強方法を試行錯誤
4年生になってから本格的に国家試験の勉強を始めました。日によって勉強時間はバラバラでしたが、最大で1日8時間は勉強をし、他にやることがある日以外は、勉強をしない日をなるべく作らないようにしていました。
最初はどのように勉強して良いか分からず、参考書をひたすら読んで知識を入れることだけをやっていました。しかし、読むだけでは頭に入ってきていないように感じたため、参考書の重要・頻出項目を中心にノートに整理してから過去問を解き始めるようにしました。また、苦手な分野や単語、統計資料など、いつも思い出せなくなる内容をすぐ見直せるよう、付箋を色分けするといった工夫をしました。
過去問は過去5年分を科目ごとに解き、本番までに6周以上はしました。答えとなる選択肢を覚えてしまっていたとしても、不正解の選択肢はどこが違うのかを一つひとつ書き出しながら問題を解くことを繰り返していました。
勉強するペースや環境を整える
1人で勉強する方が集中できるため、家や大学の図書館を利用して、授業前や授業後に勉強をしていました。最初は授業がある日だけ図書館を利用していましたが、国家試験が近づくにつれて授業がない日も大学に来て勉強をし、分からないことは国家試験対策室に聞きに行くようにしていました。
また、国家試験対策の授業で配布された学習スケジュール表を活用し、どのくらい勉強したのか、次は何をやるべきなのかを可視化して、最後まで危機感を持って勉強に取り組むことができました。
これから受験を迎えるみなさんへ
国家試験本番が近づくにつれて「合格できなかったらどうしよう」と何度も不安に襲われ、ネガティブな気持ちがよぎってしまうことがあるかもしれません。そんな時、私は心の中で「たくさん過去問を解いて点数も取れているし、根拠を持って正答を選べているのだから絶対大丈夫!」と何度も自分に言い聞かせて、ネガティブにならないようにしていました。
本番中も不安に押しつぶされそうになった時は応援してくれる周囲の方々の言葉を思い出していました。今まで頑張ってきた自分を信じて、今できる全ての力を出し切ってください。努力は必ず自分の力になります。皆さんの努力が結果に結びつくことを願っています。
社会福祉士・精神保健福祉士になってよかったこと
現在は介護の現場で仕事をしていますが、利用者主体の考え方や、社会福祉士としての姿勢を大切にしながら、利用者の方々への支援に臨むよう心がけています。
また、業務を行う上で必要な介護保険法などの知識を身につけた状態で仕事を始めることができ、学んだことが実際に現場で生きているので良かったです。