Social Work

ソーシャルワークコース

「支援」に関する知識と技術を幅広く学び、人々の生活を支える、
ソーシャルワークエキスパートを目指します。
取得を目指す資格

社会福祉士精神保健福祉士

社会福祉主事(任用資格)児童福祉司(任用資格)児童相談員(任用資格)

目指す進路・就職先

ソーシャルワーカー医療ソーシャルワーカー公務員(福祉職)公務員(行政職)福祉系企業一般企業大学院進学

国家試験合格を目指そう!

※在学中に指定科目を履修することで受験資格を取得できます。在学中もしくは卒業後に、国家試験に合格する必要があります。
  • 社会福祉士国家試験
    福祉施設・病院などで、相談や援助、マネジメント業務を担うソーシャルワーカーの国家資格です。福祉職公務員採用時にも必要とされます。
  • 精神保健福祉士国家試験
    精神科病院や精神障害者施設などで、精神障害者や心のケアが必要な人のための相談や援助を行うソーシャルワーカーの国家資格です。

万全のサポート体制

国家試験対策講座

一般的には4年生が受講する対策講座を、立正大学では2年生から受講できます。正課の講義や演習に対する理解を深めることを目的として、繰り返しの学習により、知識の定着化を図ります。

国家試験対策ゼミ(少人数による勉強会)

4年次には国家試験対策ゼミ(社会福祉特別演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)が設けられており、10名程度の少人数クラスでグループ学習を行っています。

国家試験対策室スタッフ
立正大学では、社会福祉士・精神保健福祉士国家試験を受験する皆さんが、確実に合格するために、基礎力養成講座・勉強方法ガイダンス・個別相談など、様々なサポートを提供しています。一緒に合格を目指しましょう!

ゼミ・演習と実習を往還する、主体的な学び

社会福祉学科では1年次より少人数制のゼミを展開しています。1年次は社会福祉の基礎となるコミュニケーションの技法や、対人援助の技術・知識を実践的に学びます。2年次から3年次にかけて、計240時間のソーシャルワーク実習を経て、知識・技術を主体的に身につけていきます。4年次には自らがどのような福祉分野で働きたいかを具体的に見据えながら、各自の課題を追求しつつ、各種資格取得に向けて主体的な学びを深めていきます。

参考カリキュラム

卒業基準単位数:124

教養的科目:24

専門科目:100

    1年次
    基礎を学習し
    「学びのスタイル」確立
    • 社会福祉基礎演習Ⅰ・Ⅱ
    • 社会福祉原論Ⅰ・Ⅱ
    • ソーシャルワーク総論Ⅰ・Ⅱ
    • 社会学Ⅰ・Ⅱ
    • 心理学Ⅰ・Ⅱ 等
    2年次
    専門領域に触れ
    方向性を定める
    • ソーシャルワーク基礎演習
    • ソーシャルワーク演習Ⅰ
    • ソーシャルワーク実習Ⅰ※1
    • 地域福祉論Ⅰ・Ⅱ
    • 精神保健福祉の原理Ⅰ・Ⅱ
    • 社会保障論Ⅰ・Ⅱ
    • 高齢者福祉論
    • 障害者福祉論
    • 児童福祉 等
    • ※1 ソーシャルワーク実習Ⅰの履修定員は120名です。
    3年次
    現場実習を通して
    社会福祉を深く学ぶ
    • ソーシャルワーク演習Ⅱ・Ⅲ
    • ソーシャルワーク実習Ⅱ※2
    • ソーシャルワーク演習[精神保健]Ⅰ・Ⅱ
    • 社会福祉経営論
    • スクールソーシャルワーク論 等
    • ※2 ソーシャルワーク実習Ⅱの履修定員は120名です。
    4年次
    本格的に進路を選択し
    卒業論文を作成する
    • ソーシャルワーク演習Ⅳ
    • ソーシャルワーク実習[精神保健]※3
    • 社会福祉専門演習Ⅱ
    • 刑事司法と福祉
    • 権利擁護と福祉 等
    • ※3 ソーシャルワーク実習[精神保健]の履修定員は20名です。

注目講義

ソーシャルワーク総論Ⅰ・Ⅱ
ソーシャルワークの基礎知識を学修します。福祉に関する時事的な事柄を学びつつ、社会福祉について自分なりのイメージを構築し、自らの考えを説明できるコミュニケーション力を身につけます。
精神保健福祉の原理Ⅰ・Ⅱ
精神障害者に対する社会復帰や社会参加支援、人々の心の健康の促進に取り組む精神保健福祉士(PSW)の役割と、精神保健福祉の基本的な考え方について学びます。
スクールソーシャルワーク論
いじめや不登校、暴力行為などの生徒指導上の課題に取り組み、子どもと家庭・学校・その他の機関との連携のキーパーソンとなる、スクールソーシャルワーカー(SSW)の役割と職務内容などについて詳しく学びます。

実習に関して

立正大学社会福祉学部社会福祉学科には、社会福祉に関連する実習として、次の2種類の実習プログラムがあります。

ソーシャルワーク実習

ソーシャルワーク実習を履修することで、社会福祉士国家試験受験資格を得るための実習科目を修めることになります。社会福祉士国家試験受験資格を得るためには、23日(実日数)・180時間以上の実習が必要と定められています。また、ソーシャルワーク実習を履修することで、教員免許を取得するために必要な「介護等体験」として認められる場合があります。

実習の目的

社会福祉施設・機関の実際を臨床的な場面において現場のソーシャルワーカーの指導のもとで体験的に学び、また実際の利用者と深く関わることで人と福祉の現実について多角的に学んでいきます。さらに、利用者や地域のニーズ・アセスメントを試み、生活支援やケアマネジメントの場面に直接たずさわることで、ソーシャルワーク実践の技術修得やソーシャルワーカーとしてのアイデンティティの確立をめざしていきます。ソーシャルワーク実習は次の4点を目的としています。

  • 1
    社会福祉の職場について学ぶ
  • 2
    社会福祉に関連する職種について学ぶ
  • 3
    ソーシャルワークについて学ぶ
  • 4
    自分自身を深く理解する

精神保健福祉援助実習

精神保健福祉援助実習は、精神保健福祉士の受験資格取得のために必要な科目の一つです。精神保健福祉援助の現場で、実習指導者のスーパービジョンを通じて、精神保健福祉士の知識・技術・価値を学んでいきます。

実習の目的

精神保健福祉援助実習は、精神保健福祉機関・施設の現場実習を通じて、機関・施設および利用者を理解し、精神保健福祉実践の方法や基本的技法を学びます。特に次の5点に主眼をおいています。

  • 1
    機関・施設の機能および地域社会との関係について学ぶ。また、社会資源の活用について理解を深める。
  • 2
    利用者や家族を理解し、利用者・家族がかかえる精神保健福祉問題や生活課題について把握する能力を高める。
  • 3
    利用者や家族と援助関係を樹立する能力を高め、基礎的な援助技術について習得する。
  • 4
    関連職種について理解し、連携の持ち方について学ぶ。
  • 5
    専門職業人のあるべき姿と必要な能力(価値・知識・技術)について学ぶ。自己の価値観、行動傾向について理解を深め、感情をコントロールし、自己を活用することを学ぶ。