Doctoral course

博士後期課程

社会福祉学専攻

教育研究上の目的および教育目標

社会福祉学研究科は、福祉学を高度に応用し他の専門領域と共働して指導的立場に立てる広義の社会福祉研究者・実践者を養成すること、ならびに、そのために必要な教育研究を行うことを、人材養成に関する目的その他の教育研究上の目的とします。

その実現のため、以下のように「教育目標」ならびに、「修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」、「教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)」、「入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)」を定め公表します。

立正大学大学院は、その博士後期課程教育プログラムを通じ、持続可能でより良い豊かな和平社会を築くための一個の重心・芯となるべき人材として、社会福祉学分野における「モラリスト×エキスパート」を養成することを教育の目標とします。

モラリスト 人の心や思想を思いはかり共感することのできる、感受性の高い、自律的で教養豊かな人間。 X エキスパート 「モラル」を軸に、さまざまな専門的な知恵と展望、そして実践力をもって各分野で信頼を得て活躍する人間。

修士課程修了までの流れ

修士課程

  • 研究指導(3年間)
    博士論文作成に向けて、各自のテーマに沿った研究遂行に必要な最先端的研究の内容と方法の検討を行い、独創的な研究のあり方を確立する。
  • 特殊講義(計12単位以上)
    専門領域の最先端的研究動向を展望し、総合的・学際的に人間や社会に対する理解を深め、幅広い視野から福祉課題にアプローチする能力を高める。
  • 研究指導教員による研究指導

  • 博士論文中間発表・立正大学社会福祉学会等発表

  • 博士論文草稿提出

  • 博士論文の予備審査(提出・審査・公聴会・判定)

  • 博士(社会福祉学)学位授与

授業科目一覧

社会福祉学専攻
研究指導 研究指導 1〜3年次 (※)
特殊講義 社会福祉領域 社会福祉特殊講義 Ⅰ 1・2年次 (2)
社会福祉特殊講義 Ⅱ 1・2年次 (2)
社会福祉特殊講義 Ⅲ 1・2年次 (2)
社会福祉特殊講義 Ⅳ 1・2年次 (2)
社会福祉特殊講義 Ⅴ 1・2年次 (2)
仏教福祉領域 仏教福祉特殊講義 Ⅰ 1・2年次 (2)
仏教福祉特殊講義 Ⅱ 1・2年次 (2)
人間福祉領域 人間福祉特殊講義 Ⅰ 1・2年次 (2)
人間福祉特殊講義 Ⅱ 1・2年次 (2)
人間福祉特殊講義 Ⅲ 1・2年次 (2)
人間福祉特殊講義 Ⅳ 1・2年次 (2)
  • ( )内単位数 各領域2単位以上、合計12単位以上修得。
  • (※)指導教授について毎週1回以上、3年間にわたり研究指導を受けること。
  • ※社会人のための制度として、長期履修制度(博士後期課程:最長6年間)を設けています。

専任教員

★が付いている教員は、博士論文の主指導を担当できます。

博士後期課程社会福祉学

  • 教員名
    安達 映子
    研究テーマ
    社会構成主義を前提としたナラティヴ・プラクティス / ソーシャルワークに関する研究。
  • 教員名
    池谷 秀登
    研究テーマ
    生活保護行政と制度について研究をしています。
  • 教員名
    板野 晴子
    研究テーマ
    音楽教育メソードの理論と実践に関する研究。
  • 教員名
    岡本 依子
    研究テーマ
    親子コミュニケーションの発達についての縦断的な研究。地域子育てや子育て支援の実践にもとづく研究。
  • 教員名
    北島 健一(研究科長)
    研究テーマ
    社会経済学をベースにしたサードセクターに関する研究。
  • 教員名
    児嶋 芳郎
    研究テーマ
    障害のある子どもに対する学校教育や福祉のあり方に関する研究。
  • 教員名
    芝田 英和
    研究テーマ
    性暴力、性売買に通底する「性的人格権」の確立に関する研究。
  • 教員名
    志村 聡子
    研究テーマ
    親の教育的な役割に関する思想史研究。保育所・幼稚園における保育内容の研究。
  • 教員名
    鈴木 浩之 ※2025年度の担当はありません
    研究テーマ
    子ども虐待対応における家族支援、サインズ・オブ・セーフティ、性的虐待対応、施設内暴力防止の取り組み、など。
  • 教員名
    村尾 泰弘
    研究テーマ
    問題行動や心の問題をもつ子どもと家族についての理解と援助に関する研究。
  • 教員名
    森田 久美子
    研究テーマ
    精神障害者の福祉とソーシャルワークとソーシャルワーク教育に関する研究。ソーシャルワーカー教育。
  • ※時間割外の授業として、実習や集中講義があります。
  • ※本年度休講の教員も含みます。

委託聴講生交換制度

大学院社会福祉学専攻課程協議会加盟校による制度で、次の大学の大学院で講義の聴講が可能です。(50音順)
  • 関東学院大学
  • 淑徳大学
  • 上智大学
  • 大正大学
  • 東洋大学
  • 日本大学
  • 日本社会事業大学
  • 日本女子大学
  • 法政大学
  • 明治学院大学
  • 立教大学
  • ルーテル学院大学

開講時間割(昼夜開講制夜間主コース)

時限 時間 月~金
1 9:00~10:30
2 10:40~12:10
3 12:50~14:20
4 14:30~16:00
5 16:10~17:40
6 18:00~19:30
7 19:40~21:10

修学支援

立正大学大学院研究科別奨学生

立正大学石橋湛山記念基金に基づく奨学金です。返還の義務はありません。

立正大学大学院橘経済支援奨学生

立正大学石橋湛山記念基金に基づく奨学金です。返還の義務はありません。

立正大学校友会大学院生研究奨励

立正大学校友会の在学生支援事業に基づく奨学金です。返還の義務はありません。

日本学生支援機構奨学金

人物・学業ともに優れ、経済的に修学困難な学生に対し、奨学金が貸与されます。

私費外国人留学生学習奨励費

この制度は、わが国の大学(大学院を含む)に在籍する私費外国人留学生で、「留学」の在留資格を有する者が申請できます。

私費外国人留学生授業料減免制度

私費外国人留学生で成績・人物がともに優れ、かつ留学生活を続けていくために経済的な援助を必要とする留学生が申請できます。

修了後の進路

大学・短期大学・専門学校教員
研究者
福祉関連機関・施設
(ソーシャルワーカー・ケースワーカー・カウンセラー)
生涯学習機関
民間企業(研究部門)