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子ども教育福祉学科 リレーエッセイ(第8回)

子ども教育福祉学科教員リレーエッセイ第8回は、発達心理学、教育と保育の心理学などを担当される岡本依子先生です。国内外の子育て支援や親子のコミュニケーションの研究、特に赤ちゃん(乳児)が話し始める時期の親子のコミュニケーションの変化についての研究は奥深い知の探究があります。全国の保育所や幼稚園等から講演や研修の依頼がたくさん集まる大人気の先生です!

 

子どもの目線で世界を見てみたい!

岡本依子(子ども教育福祉学科)

赤ちゃんはおしゃべりができません。おしゃべりができない人とコミュニケーションをするのって難しそうだと思いませんか。ママやパパであっても、赤ちゃんが泣いているとき、お腹がすいているのか、眠いのか、はたまた、どこか痛いのかわからなくなって、どうしていいかわからなくなることもあるくらいです。でも、だからこそ、赤ちゃんや子どもの頭のなかに入って、世界がどんなふうに見えているか、興味がわきませんか。
さすがに、赤ちゃんや子どもの頭のなかに入ることはできませんが、だからでしょうか、私の専門は発達心理学です。

非対称な関係でのコミュニケーション

おしゃべり前の赤ちゃんや、おしゃべりができてもまだ上手じゃない子どもを相手に、大人はどうやってやりとりしているのかしら?子どもはどんな風に発達し大人とのやりとりが上手になるのかしら?という素朴な疑問から、私は、大人と子どものコミュニケーションの発達を研究しています。それが私の原点でもあります。

「赤ちゃんは何を考えているのかな?」

 

子育て支援や海外の保育

赤ちゃんや子どもに翻弄されるのは、子育てや保育の醍醐味と言っていいかもしれませんが、やはり楽しく子育てや保育ができることが一番。そんな発想から研究テーマが広がり、子育て支援での実践や、新しいヒントを求めて海外の保育・幼児教育の研究もしています。

子育て支援の一環として、ゼミの学生と一緒に、近隣中学校の赤ちゃんふれあい体験のお手伝いに行ってきました。

赤ちゃんふれあい体験の冒頭、中学生、ママさん、赤ちゃんの緊張をほぐします

 

海外の保育からも多くのことを学べます。たとえば、アメリカの園では、同時に遊ぶ子どもの人数が4人とか2人とか決まっている「定員」があったり、ノルウェーの園では森のなかで危なそうなことにたくさんチャレンジしていました。どの国の保育がいいとか悪いとかではなく、それぞれ文化的価値からくる意味を理解することが大事。グローバルな世界を生きようとしている学生さんたちにも、いろいろなやりかたや考え方(難しく言うと、多様性)があることを知ってもらいたいと思っていいます。

アメリカの園~2人ずつ段ボールに色塗り~

 

ノルウェーの園では、苔で滑りやすい岩もへっちゃらです

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