About Study of Social Welfare

学部・学科・研究科

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SOCIAL
WELFARE

明るい未来を構想できる「福祉人」を育む。

生きている喜びや幸せを実感し、
自分らしく充実した生活を送るために、
社会の仕組みや制度、わたしたちの活動について、
ひとつひとつ考え、取り組んでいく。
それが社会福祉です。
立正大学社会福祉学部では、福祉の視点を基盤に、講義や演習、実習を通して、さまざまな学問領域について学びます。学部での学びは、共感する心を育て、現代社会の諸課題を分析する力と社会福祉へ取り組む実践力を育み、人々の明るい未来を構想できる「福祉人」を目指します。
共感する心 分析する力 実践力

学部長のメッセージ

2021年、社会福祉学部は創設25周年を迎えました。次の節目の30周年にむけて更なる向上を目指しています。
本学部は「福祉」と「教育」という分野を中心として、学際的な学びの門戸を開いております。学生の皆さんは、この二つの学びの柱を探求することによって、学部全体として乳幼児から高齢者まで、また、個人・家庭・社会に至るまで、幅広い対象を包括的に捉えることができるようになるのです。

「福祉」なくして我々の幸せな人生を保障することはできません。我々は現代をより良く生き抜くために、グローバルな視野とネットワーク、洞察力と問題解決力が求められています。「社会福祉学科」では高度な福祉の専門知識や課題解決力によって、人々の人生の幸せを考え、デザインするスペシャリストを養成しています。

社会福祉学部 学部長 板野 晴子

また、子どもにとって「保育」のありようは人格形成に大きく影響します。さらに、「教育」なくして人としての成長をみることはできません。「子ども教育福祉学科」では子どもの育つ家庭、地域、社会環境など、子どもの発達と生活を総合的に捉え、質の良い教育内容と実践力を持って教育界に貢献することのできる教育者を養成しています。

現代社会には、孤独、貧困、疫病、災害などによる乗り越えなくてはならない様々な課題が溢れています。これらの課題は時に精神的苦痛や物理的不足を生じさせますし、決して他人事として軽視するべきものではありません。その解決の手法が本学部の学びの中にあります。我々、社会福祉学部の教員は、福祉と教育の専門家として、また国内外の一線で活躍する研究者・教育者として、学生の皆さんと共にこれらの課題に真摯に取り組んでいます。

皆さんには学内に併設されている大学の機関「ボランティアセンター」や社会福祉学部の機関「子育て支援センター」にも足を運んでほしいと思います。地域と強い連携を持つこれらのセンターでは、知識と体験の双方を担保し、実社会において求められる即戦力と応用力を身に付けることができます。社会福祉学部で学ぶ皆さんには、人々に「より良く生きる」ための力を与え、共に幸せになる責任があるのです。

教育研究上の目的および教育目標

社会福祉学部では、社会の現代的課題を分析する能力、共感する心と豊かな人間性、そして福祉課題に取り組む実践力を培い、実社会の各分野で活躍できる有為な人材を養成すること及び、そのために必要な教育研究を行うことを、人材養成に関する目的その他の教育研究上の目的とします。

その実現のため、以下のように「教育目標」ならびに「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」、「教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)」および「入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)」を一体的に定め、公表します。

社会福祉学部は、その学士課程教育プログラム(正課外のものも含む。)を通じ、持続可能でより良い豊かな和平社会を築くための一個の重心・芯となるべき人材として、福祉学分野における「モラリスト×エキスパート」を養成することを教育の目標とします。

モラリスト 人の心や思想を思いはかり共感することのできる、感受性の高い、自律的で教養豊かな人間。 X エキスパート 「モラル」を軸に、さまざまな専門的な知恵と展望、そして実践力をもって各分野で信頼を得て活躍する人間。

学部の特長

専門知識 + 的確な技術 = 構想力 福祉・教育・保育に関する専門知識と、的確な技術の習得や実践的な姿勢の双方から福祉を学ぶことによって、「構想力」を身につけていきます。

社会福祉学部の取り組み

構想力を養うための4つの特長
社会福祉学部の教育コンセプトは、構想力を備えた「福祉人」の育成。
つまり、社会の現代的課題を分析する能力、共感する心と豊かな人間性、福祉課題に取り組む実践力を備えた人材の育成です。
そのために、次の4つの取り組みを実践しています。
  • 1
    初年次ゼミ
    豊かな学生生活の基礎固め
    本学部では、社会福祉学科は「社会福祉基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、子ども教育福祉学科は「基礎ゼミⅠ」と、1年次から全員必修のゼミが開設されています。入学直後の学生に大学における学修スタイルを早期に身につけてもらうため、調査、レポート、発表等をはじめとする研究の基礎を学びます。さらに、大学生活における個別の相談・助言・指導を行う場としても機能しています。学園ライフを豊かに過ごすための基礎的な場所として位置づけられています。
  • 2
    福祉の視点から「学ぶ」教育
    「教える」のあり方を変えていく
    福祉とは人がよりよく生きていくために必要な働きかけをすること。この思想は当然ながら教育現場でも求められるものです。本学部では教育を「学校教育」ではなく「人間の発達」としてとらえ、「発達障害者教育総論」や「音楽」等、社会福祉の視点を備えた教育に関する科目を取り揃えています。これらを通じ、社会福祉学科では特別支援学校教諭の免許状、子ども福祉教育学科では小学校教諭および幼稚園教諭の免許状が取得できます。
  • 3
    学際的な学問領域
    幅広い教養と視野を広げる
    生物、社会、心理、法、生命倫理、宗教等、社会福祉学には多彩な学びが関連しています。複数の学問領域を横断的に学ぶことで幅広い教養と多門的な理解力を養うことができるのが本学部の特長。それを実現するべく、学際的な学問領域の教員をバランスよく配置し、直接専任教員から指導を受けられるようになっています。まさに立正大学のもてる力を集結させたものであり、実社会で活躍できる人材に最適な環境といえるでしょう。
  • 4
    実習・ボランティア
    実用性の高い福祉スキルを磨く
    本学部では両学科ともに豊富な実習や演習プログラムが組まれています。そこで身につけた福祉・教育のスキルを現場でいかす機会を学生に提供するため、近隣の福祉施設や教育現場と密な関係を築き、現場実習の受け入れをお願いできる環境づくりを進めています。また正課のカリキュラム以外では、「ボランティアセンター」や「子育て支援センターベアリス」などが、学生のボランティア活動の機会を提供しています。

活躍できるフィールド

多彩に広がる社会福祉

人とささえる、人をささえる
  • 生活
    人々の暮らしを支える、
    生活を支援する。
    ソーシャルワーカー / 医療ソーシャルワーカー / ケアワーカー/ 福祉サービス関連企業 / 福祉住環境コーディネーター 等
  • 教育
    一人ひとりに寄り添った教育。
    幼稚園教諭 / 小学校教諭 / 中学校教諭 / 高等学校教諭 / 特別支援学校教諭 等
  • 社会
    誰もが生きやすい社会をつくる。
    公務員(福祉職) / 公務員(行政職) / 警察官 / 消防士 / 独立行政法人職員 等
  • 保育
    子どもの心と体を育て、
    家族を支える。
    保育所保育士 / 施設保育士 / 乳児院 / 認定こども園保育教諭 / 児童指導員 等
  • 心理
    気持ちに寄り添い、
    心をサポートする。
    施設心理職 / ファミリーソーシャルワーカー / 児童指導員 等

社会福祉学部は、社会福祉学科
子ども教育福祉学科
2つの分野で構成されています。

  • 社会福祉学科

    高齢者・障がい者・子どもなど、生活の困難を抱えた人たちを支えるエキスパートの社会福祉士、特別支援学校教諭、福祉社会を地域から支える公務員などを目指します。

    社会福祉学科の3つのポイント
    • 1
      ソーシャルワーカーに必要な国家資格(社会福祉士・精神保健福祉士受験資格)や特別支援学校教諭免許状などが取得できます。
    • 2
      福祉マインドをもち社会をデザインする「構想力」をもった人材を育成しています。
    • 3
      豊富な実習プログラム(ソーシャルワーク実習・教育実習)やボランティア活動で実践力を高めます。
  • 子ども教育福祉学科

    教育・福祉・心理の3つの領域を総合的に学び、乳幼児・児童の発達の支援、そして、その家族や地域を支援する力を身につけます。

    子ども教育福祉学科の3つのポイント
    • 1
      小学校教諭免許状、幼稚園教諭免許状、保育士資格などが取得できます。
    • 2
      豊かな感受性をもち、子どもたちの健やかな発達を育む創造力をもった人材を育成しています。
    • 3
      子どもたちとのふれあいを大切にし、教育実習・保育実習で実践力を高めます。

研究活動

  • 立正大学社会福祉学部紀要
    「人間の福祉」
    社会福祉学部教員の日頃の研究成果を公表する媒体であるとともに、広義の社会福祉学への学問的貢献をも考慮した専門誌です。社会福祉学部の設立と同時に発刊され、年1回刊行しています。原著論文、総説・展望、調査報告などを含んでいます。他大学・研究機関の研究者との共同研究や実践報告も掲載されております。
  • 立正大学社会福祉学会
    立正大学社会福祉学会は1999年に発足した組織で、学会の母体は立正大学短期大学部時代から継続されてきた「社会福祉研究・交流会」・「幼児教育研究交流会」です。そして、会員は保育専門学校・短期大学部卒業生、社会福祉学部・大学院社会福祉学研究科の卒業生、修了生、在学生および教員からなっています。活動としては、『立正社会福祉研究』・「学会ニュース」の発行、研究大会・講習会の開催、学会賞の授与等があげられます。
  • 立正大学社会福祉研究所
    社会福祉研究所は1997年の6月に設立された研究所で、社会福祉学部の専任教員によって組織されています。研究上の必要があるときは学外の方を客員研究員に委嘱しています。研究所の目的は、「福祉に関する研究、調査、技術開発を行い、学術および実践の進展に寄与すること」であり、社会福祉の広範な範囲について柔軟に対応しています。